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エクステンドは何をもたらしたか 後編

というわけで後半。
もう少し実戦的な話になれば良いなと。

○構築段階で意識すること ―――DFの枚数の減少

デッキを構築する際も、当然リリーのことを考えて練らないといけませんよね。
リリーは長いこと盤面に居座ることが期待されるキャラです。
ついでに言えば、トランスでDFが死ぬ機会も少し減りました。
当然、デッキに必要なDFの枚数は減ります

7.0以前と比べると、同タイプのデッキで2~3枚はDFを減らしていいんじゃないかと思います
4枚削っても下手すると問題ないかもしれません。
何せDFの三分の一はリリーだけでおおよそ補えるわけですから。
ただDFの枚数が減る以上、DFキャラの配置制限は重要になります
左右どちらかにしか出せないカードばかりだと、後ろのキャラを除去されたりした時におかわりがなかなか出せない…という事態が十分起こりえます。
例えば雪花なんかだと、メリーやレティがそれぞれ片側にしか出せません。
どちらにでも出せる主なDFというと阿求やリリカですが…枚数がそこまで多いわけでもなく。
まあ、あのデッキは反魂蝶でその辺りのリスクをフォロー出来ているのが強いんですがね。

デッキに入れるDFの枚数は減るけれど、左右どちらにも出せるDFはある程度の枚数必要。
要約するとそんなところでしょうか。

ちなみに、DFの枚数が減って何が増えるのか? というところですが…。
これはまず間違いなくシステムだと思っていいでしょう。
雪環境で更にAFに枠を割くのも悪い選択肢とは言いませんが、元々除去を考慮しても十分な枚数のAFが多くのデッキは既に入っていると思います。
そこからDFの枚数が減るなら、そこにはイベント、エリア、アイテムが増えてくるのかなと。
ある意味では、システムの強いデッキの自由度が上がったとも言えますね。
それだけに、システムが充実していないカラーは向かい風です。新弾に期待したいですね。

○構築段階で意識すること ―――後半のハンド還元先

盤面が埋まるのが早くてゲームが長いということは、キャラ展開以外にハンドを使う機会が増えているということです。キャラ以外でハンドを使う先といえば、特殊能力、イベント、そしてアイテムやエリア。
盤面が大体揃ってからの、後半のハンド還元先が重要になっています。
デッキを構築する際に、キャラ展開をした後のハンドを効率よくボード、ライフに還元する手段を今迄より意識して調整するべきでしょう。

今の銀符律で分かりやすいハンドの還元として代表的なものを上げるなら、除去(西行妖等)、タップ(レティ/テーブルターニング等)、バーン(蓮子/超統一物理学等)でしょうか。
これらがないと絶対ダメ! というわけでは勿論ないですが、この辺りの還元率は圧倒的に高いです
挙句、某原初にして至高「TH-0001」メリーさんが雪絡みだとその還元に混ざるわけですね。
除去を打ちながらライフアドも取っていくその背中には、生半可なことでは手が届きません。
まあ現状では自分もメリーを使うのが一番早いんですが、兎角中盤以降のハンドの使い道を意識した構築をしていく必要があるよー、ということでここはひとつ。

○サイドアタッカーに必要な数値 ―――殴るなら「6」ライン

リリーホワイトは、多くの場合中央DFに座ることが予想されます。
理由は単純で、そこが一番盤面全体に「SP3」を光らせやすいからです。
後攻で相手の配置を見て中央以外を選択することは勿論ありますが。
とりあえず、それを前提として話を進めましょう。

DFに出る小型は、基本的にDPが2のものが殆どだと思います。
で、リリーのSPが3。リリーが隣接DFのサポートに回ればDPが2+3で「5」です。
以前はこの数値、花と月(月の場合は河城姉妹+SP2で5)しか叩け出せませんでしたが今ではどのデッキも当然のようにこの堅さを見せてきます
となると、殴ることを意識したキャラを左右のAFに置くのであれば、後ろのサポートを含めて「6」という数値に届かなければまるで通らないのです

以前ならば、中央AFもサポートに回して相手DFをダウンさせる姿勢を見せることが出来ましたが、今はトランスのお陰でそうもいきません
打点を犠牲にしてキャラを落としにいったらワンハンドですり抜けられた、なんてとんでもないテンポの損失です。なかなか出来る事ではありません。

左右のアタッカーがビートで仕事をするには、縦のサポートを含めて最低「6」という数値が必要だということが分かってもらえたかと思います。
AP3のアタッカーの後ろにSP2のDFを添えるのでは攻撃が通らないと見るべきです。

…ただ、欲を言うと「確実に、恒久的に仕事をさせたいなら8は必要」です。
何故かといえば当然、相手のAFがサポートに回ってくる可能性があるからですね
AFのSPが2だったりすると突破に必要な数値は8になってしまうということです。
頭の痛い数字です。無理だとは言いませんが、ホイホイ作れる数字でもなし。

それを実現するには、AP5以上の中型であったり8.0のリリカやメディスンの力を借りるのが必須だと思われます。それ程にビートは高い壁です。
攻撃通ったらいいな、位の「殴らなくても仕事が出来る」キャラが蔓延するのも仕方ないでしょう。
そっちの方が簡単です。ああ、殴らないAFはSPの値も重要になってきますねー。
…こうして減速が進むんですねぇ。恐ろしい。

まあ、ビートダウンを目指すのであればこの数値は覚えておいて損はないかなぁと。


さて、ここで一つ予めフォローを。
「リリーでサポートしてくれたら逆サイドの攻撃が大体通るのではないか?」という疑問ですが…。

リリーを寝かせるのにこちらもDFを寝かせた場合こちらのキャッチが難しくなります。
そして、相手のDFが単体でDP3で突破にサポートが必須だったりするとそれこそトランスの格好の的になるので、以前ほどは簡単といえないんですね。
更に相手がプリズムリバーを逆サイドのDFに置いていた場合はもう問答無用で通りません。
結局通るのは中央だけ…となってしまうと、普通のビートダウンが苦しいのも必然と言えます。
ゆからんは普通のビートダウンの領域外なので勘弁して下さい!

※参考

花単は「DFは殆どみんなSP3」みたいな状態なので、リリーが中央でなければならない理由は薄いです。
なので、花単は現状で唯一「リリーを自由に配置できる」カラーリングとも言えます。
花単ならば、上で述べた傾向から外れた動きが可能かもしれませんね。
…ただまあ、先攻で相手の配置が見えないうちから左右に置くのは基本的にリスクのほうが大きいので自由と言っても後攻の時の話になりますが。

○中央AFの重要性 ―――唯一通しやすい攻撃

反対に、中央は比較的攻撃を通しやすいです。
これも当然で、相手はリリーをキャッチして左右の「リリーよりSPの低いキャラでサポート」することになるわけで、更にこちらには中央DFにリリーが控えています
極端な話、中央AFのAPが3とかでもそう簡単に止められることはないんですね。
相手の視点からしても、左右のアタッカーを止めるほうが圧倒的に楽なわけですし。

なので、唯一通りやすい中央AFの意味は非常に大きいです。
誰を配置するかを気をつけなければなりませんし、序盤から優先的に置いていくことが打点レースの助けになるでしょう。
この中央AFにAPの低いキャラを配置してしまうと、完全にビートを捨てて戦うことになるといっても過言ではないかと思います。まあ雪花とかはそれでも勝てちゃうんですが、気をつけておくに越したことはないでしょう。

○「サポート対応除去」の変化 ―――相手DFを殺せない

以前だと、相手がこちらの攻撃をキャッチ、隣のキャラでサポート…としてきた時に、サポートを宣言してきたキャラに対応で除去を打つことで、キャッチしたキャラごと2体盤面から消し去ることが出来ました
が、トランスの登場によってこれは変わってきます。
相手のハンドが1枚でもあれば、サポートを宣言したキャラに除去が飛んだ時点でトランスを宣言することで、キャッチしたキャラのダウンは免れるのです。
場合によっては「相手のキャラを1体除去して更に1ハンデスした」…と見ることも可能ですが。
相手の盤面を崩したかったり、本当に盤面から消えて欲しかったのがキャッチしたキャラだった場合は満足行く成果とは言えません。

そうなってくると、相手のDFに除去を向ける局面はそう頻繁ではなくなってきます。
サポート対応除去の扱いが難しくなったと言えるでしょう。

本当に邪魔なDFに対しては、空き巣で能力を消すか直接除去を飛ばすしかない…という、なんともやり辛い環境になっていると言えます。トランスのお陰で、本当にキャラが死ななくなりました。

○評価の変わったカード達

最後に、リリーとトランスの登場で評価が結構変わったカードなんかを、ぱっと思いつく範囲で紹介。

th_0463_l.jpg     th_0315_l.jpg

☆すくすくしらさわ

まあなんといってもこれです。今環境一番の被害担当艦です。
原因は勿論リリーホワイトで、攻撃を通すのにとんでもない数値を要求してくるおかげでドローソースとして殆ど機能させてもらえないのです。
以前であれば、後ろにキャラを並べたのであればその分AF展開が遅れ、その分で月側が守りを固めていくことが出来ましたがリリーは0ハンドなのでAFの展開が遅れることもありません。
一発でドローソースを潰されて無事なはずがなく、しらさわにドローリソースを頼っていたデッキは軒並み地獄を見ることになりました。
…しらさわを中央AFに置けばまだ攻撃を通せなくもないのですが、その弊害は既に述べた通り。
ちなみに、リリーだけならばまだ対処のしようがあったのですが…。

☆鍵山雛(5.0)

はい。リリーだけならば、雛を添えることで「キャッチするならサポートを寝かせダウンさせるぞ」という脅しが効いて多少の固めなら突破できるはずだったのです。
そこでトランスの登場でございます。
雛というカードは詰めで登場して即能力宣言するのも仕事の一つですが、一番有力なのは「序中盤から盤面において能力を残し、盤面全体を睨み続ける」という動きでした。
キャラをダウンさせないためにはスルーするしかない…という状況を相手に強いて、月の低いAPを補っていく心強い味方だったのです。
が、当たり前ですがこの能力は一度使うと消えます。消えたらもう脅しは効きません。
その一度きりの効果を、トランスが全て食ってしまっているんですね。

キャッチする側からしたら「相手が雛能力を宣言してダウンさせに来たらトランスで守れば良い」だけなのです。相手の雛がバニラになれば、後はもう怖くないのですから。
トランスを相手が構えているだけで、雛の能力は脅しにならなくなってしまったのです。

ということで…雛の重要度は以前より下がり、しらさわは通す手段を単色ではほぼ失ってしまったのです。
実に二段構えの月殺し。
メタが入るにしても、しらさわがこのような結末を迎えるとは思いませんでしたね。


th_0221_l.jpg     th_0465_l.jpg

☆猫の楽園

リリーホワイトの数少ない弱点として、
ペナルティで迂闊には死ねない」ということと「出し直しが効かない」ことの二つがあります。
猫の楽園はその小さな隙を綺麗に突けるカードだと思います。
リリーホワイトに貼り付ければ、相手の盤面を大きく崩せるのは間違いないでしょう。
このカードが単体で突破力の助けになりますし、リリーがどのデッキを相手にしても出てくることからこのカードがデッキの中で腐ることも減りました
リリーホワイトというカードを真正面からメタるとすればこのカードになるんじゃないでしょうかね。問題は、雪に他の優秀なシステムが多すぎるということでしょうか…。

☆Sariel

これは言うまでもなく、ですかね。
盤面が埋まりやすくなったので、必然評価が上がりました。
またもう一つ、リリーがAP1であるためリリーの正面に置けばDPの弱点が目立たなくなりました。
特殊能力で得られるアドバンテージが大きいだけに、彼女の躍進は大きいと言えます。
7.0時点でも結構使われてましたけどね。


th_0292_l.jpg     th_0271_l.jpg

☆マスタースパーク

これはえーっと…評価が変わったというか、日としてはないと始まらないというか…。
リリーのせいで今迄以上に「打たないとやってられない」カードになりました。
ただ逆に、リリーのせいで「早い段階から確実に打っていける」カードになったとも言えます。
リリーを否定するカードの内の一つであることは間違いないので、取り上げてみました。
9.0の展開次第ですねぇ。…あんまり明るい未来は見えませんが。

☆藤原妹紅(4.0)

周りの反応はアレですけど私は推します!
盤面が埋まるのが早くなったならばそれを逆手に取ればいいのです。
後攻初手からリリーホワイトと組ませていきなりアグレ4点を叩きこんで行けます。
除去耐性もありますし、少しでも加速したいデッキからすれば非常に有用なカードではないかなぁと思っています。除去でテンポを取られない優秀さと、決まった時の効果は大きいはずです。
アグレを得られる機会がかなり増えたと思っているので、私の評価は爆上げですね。
正直8.0の妹紅がもっと真っ当に強いのでなんとも言えないんですが!

と、そんな感じで。その他のカードに関しては各々考えて行きましょう。
凄い革命的なカードがあったら是非教えて下さい。

○まとめ

エクステンド、特にリリーホワイトと霊界トランスの登場により以下のような変化が起きました。

①序盤から減速する選択肢が有力になった。
②全体としてゲームスピードが遅くなった。
③ドローソースの重要性が上がった。
④先攻後攻差が少し小さくなった?
⑤序盤から中盤にゲームが切り替わるのがワンテンポ早くなった。
⑥中盤以降に力強いデッキが非常に勝ちやすくなった。
⑦配置の重要度がより上がった。
⑧デッキに必要なDFの枚数が減った。
⑨後半のハンド還元先が重要になった。
⑩左右のアタッカーが殴るには高い数値が必要になった。
⑪中央のアタッカーは逆に通りやすくなった。
⑫サポート対応除去がいまいち信用できなくなった。


他、これに伴いそれぞれのカードの評価が変わる…というところで。
まだ細かいことは色々あるでしょうがひとまずこんな感じのまとめで良いでしょうかね。


如何でしたでしょうか。
新ルールに慣れてきたけれど環境がぶっ飛んでて結局「何が起きてたのかよくわからない」という人も多かったと思うのですが(私もその口です)、次の環境を迎える前に参考になればと思います。

それでは今回はこんなところで。
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だくねす佐倉

Author:だくねす佐倉
TCGは東方銀符律とかいうのをやってた人です。
CoJは難しいなぁ。今はJⅢ。
天子とか阿求とかすき。

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